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【日商簿記】3級独学におすすめのテキスト(参考書)、評判・口コミ【2024年向け】
日商簿記3級の検定に自学自習(独学)で挑む方は多いと思いますが、試験対策本の種類は豊富なので選べずに迷っている方も多いと思います。本記事では、市販されているテキストの購入者の評判や口コミを交えつつ、おすすめをランキング形式でまとめております。
初めに日商簿記3級向けのテキストを選ぶポイントについて整理しておきます。闇雲にテキストや問題集を選んでいても中々決まらず、学習効率が悪くなってしまいますので、これらを抑えておけば比較的大外れせずに選ぶ事が出来るかと思います。
日商簿記の参考書の購入が初めての方も、買い替えを検討されている方も是非参考にしてみてくださいね。
日商簿記3級のテキスト選びのポイント5選
- テキストと問題集はセットで購入した方が学習効率が良い
- テキストと問題集は同じ出版社(シリーズ)を選ぶと相性が良い
- 法改正・新論点に対応したテキスト・問題集であること
- テキストに対応した初学者向け講義動画があると良い
- 出版社のWEBページで各種情報提供が受けられると尚良し
- ネット試験・統一試験両方に対応したシリーズがベター
簿記検定試験の対策向けのテキストは必ずと言って良いほど、対になる問題集がセットとなっています。簿記は問題集で如何に沢山アウトプットを行ったかが合否を分けますので、テキスト+問題集をセットで購入した方が良いと思います。
また、テキストと問題集は各出版社でシリーズ化されていますので、同一出版社の同じシリーズで統一するほうが学習効率は良いと思います。テキストと問題集は内容がリンクしているため、他のシリーズを購入してしまうと混乱の元です。
簿記検定試験はネット試験が始まっており、いつでも受験可能なネット試験を受験しようという方も多い事でしょう。簿記対策本は、統一試験(ペーパー試験)とネット試験の両方に対応したシリーズを選ぶと良いと思います。
書籍は内容の改訂等が行われるため、ご購入の際は念の為必ず対応年度やシリーズをチェックするようにお願い致します。
Amazonの場合はテキストの中身をオンラインで確認できる場合があります。確認できるものは アイコンがついていますので、購入前に内容をチェックしてみましょう。
管理人からのお知らせとコメント
- 2月は出版各社の簿記本の一斉改訂が入る時期となっています。発売され次第順次情報を更新して参ります。
- 更新済みの書籍には アイコンを付与しています。
- ご覧になった時点では先行予約販売となっている場合もございますので、発売日や対応年度を必ずチェックして下さい。
簿記2級のテキスト(参考書)や問題集をお探しの方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
新版が無いか素早くチェックする方法はこれ!
Amazonの場合は新版が発売されている場合は、以下の様に「新版があります」と表示されますのでチェックに活用してくださいね。
みんなが欲しかった! シリーズ
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みんなが欲しかった! シリーズは、程よいイラストの使用も相まってスッキリと見やすい編集となっています。簿記の勘所である仕分けについては、板書形式でしっかりポイントがまとめられているので、イメージで理解しやすい良書と言えます。
テキストはカラーですが全体的に抑えた色使いなので、長時間学習していても目の疲労が蓄積しづらく、適度な行間も保たれていますので圧迫感がありません。簿記3級としての情報は網羅しつつも記載内容は厳選されており、初学者の方が挫折せずに最後迄学習し終える事が出来る適度な情報量と言えます。
テキストは読んで理解した気になっても、直ぐにアウトプット(問題演習)をこなさないと記憶に定着しません。テキストは学習単元ごとに確認問題がついてる点も評価出来ます。
TAC出版は大手資格学校TACの出版部門です。TACと言えば優秀な講師陣による講義で、会計・法律系資格の合格実績・信頼はトップクラスです。
テキストに対応した講義DVDも別途販売されており、講義動画があると理解力が段違いなのでお勧めです。リーズナブルな価格でお家で講義を受けながら簿記の勉強が出来るので自学自習よりも遥かにパフォーマンスが出ると思います。
みんなが欲しかった! シリーズの特徴
- カラー図解でポイントがすぐに分かる
- 程よいイラストの利用でスタイリッシュにまとまった見やすい編集
- 「スタートアップ講義」でスムーズな学習を実現
- 章末収録の基本問題と過去問ピックアップで、問題集への導線もバッチリ
- おまとめ仕訳集が本試験試験直前の復習に便利
- ネット試験・統一試験に完全対応
購入者の口コミ・評判情報 高評価
ちゃんと簿記を勉強したい人に
簿記3級は会計への入り口、しっかりとした基本書=教科書と問題集を回せば合格できます。
本書は最初に簿記の全体の流れをざっくりと説明。簿記に馴染みのない人でも大丈夫です。理論や決め事で理解しづらいところの説明もあり、独学で勉強する方でも合格に辿り着けるでしょう。
スッキリわかるシリーズより細かい
スッキリわかるシリーズよりもより細かく理解したい場合にはこちら。こちらは、「簿記の教科書」とですが「簿記の問題集」もあります。しっかり理解したい人はこの2冊を回すのがいいと思います。
初心者でも簿記の仕組みが基本からわかるいい本だと思います。
基礎をしっかり学ぶ1冊
文章自体の堅苦しさは薄いもののしっかり教科書として読むには良いレベルで、入門として読みやすいスッキリわかるシリーズを読み終えた後に1度読み直すと理解力が上がるような感じを受けました。
また単元が章単位ではなくChapter(CH)単位になっていますが、このCH終わりに簡単な確認問題が出ていて回答もすぐに載っています。本当に内容としては基礎的な内容のため読み込み最後に載っている問題を解き、別途問題集をやれば十分な実力が身に付くように構成されていました。
購入者の口コミ・評判情報 低評価
丁寧な説明がかえってわかりにくい
簿記ってなにというレベルの人向け。しかも同じ説明が何度も出てくるので読みにくい。「借方/貸方に記入」の説明を「要素が増えた側と同じ側に記入」「要素が減ったら逆側に記入」と説明しているので覚えにくい。本当に経理や会計に関わったことない人向けの参考書といった印象です。
あっさり
簿記アレルギー発症することなく簿記の基礎に触れたい、という目的のためには役立つ可能性は大きいです。総合的には全くの初心者にとっては良いテキストだとは思いますが、私は好きになれません。情報量と文章多めの硬派なテキストが好きな人向けではないですね。
いまいち物足りない
見やすいのですが、例題も説明もいまいち物足りない感が否めなかったので、ネットで検索していくつかの有名サイトと照らし合わせながら使いました。中身の問題も基礎の基礎なので、読みきったら問題集か過去問に進みましょう。
みんなが欲しかった! シリーズ総括
「みんなが欲しかった! シリーズ」と人気を二分するのが「スッキリわかる シリーズ」です。両書籍とも資格の学校TACの出版部門であるTAC出版のものですが、後述している「スッキリわかる シリーズ」のほうが売上は上です。
簡単に表現すると情報量主体が「みんなが欲しかった! シリーズ」で、イラスト主体が「スッキリわかる シリーズ」と両者はコンセプトが別れており、理解力を前面に押し出した見た目のインパクトのある「スッキリわかる シリーズ」に皆さんの手が出るのは自然な事かと思います。
おそらくですが、簿記3級の受験者の多くは簿記2級を見据えている方が大多数だと思います。簿記2級は3級の純粋強化版と言った傾向が強いので、3級学習時点でそれなりの情報量をこなしておけば、2級の勉強を始めた時のハードルは下がると考えます。
そのため、あくまで管理人の好みとしてですが、情報量が多い「みんなが欲しかった! シリーズ」をお勧めしたいなと思います。わかり易さを重視し、とにかく楽しく簿記3級を取得したい方は、後述の「スッキリわかるシリーズ」を見て、両者の特徴を比較して検討してみて下さいね。
スッキリわかる シリーズ
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「スッキリわかる シリーズ」の最大の特徴は、なんと言っても初学者向けのカラーのイラスト・図表の豊富さから来る、取り組みやすさと言えると思います。漫画感覚でスイスイ読み進める事が出来ますので、Amazonの簿記本としてベストセラー1位(2024年02月現在)なのも頷けます。
テキストは「テキスト+問題集」の一体型となっており、読んだ後にすぐ問題に取り組む事で、学習内容の定着を図る事が可能です。テキストなのですが、問題集(アウトプット)の割合が大きいと感じます。
別冊の問題集は「予想問題9回分」+ネット試験の模擬試験プログラム付きの予想問題集となっており、徹底的なアウトプットを念頭においた構成です。簿記の試験対策として十分なアウトプット量を収録した充実の問題集です。
資格の学校TACの日商簿記講座の予想問題的中率はかなり良いので、ノウハウを活かした予想問題集はかなり期待が持てますね。
「スッキリわかる シリーズ」についてもテキストに対応した講義DVDが別途販売されており、簿記の魅力や面白さを含めてTACの講師が分かりやすく、しっかりと講義してくれます。
スッキリわかる シリーズの特徴
- イラストが豊富で理解が早く、挫折しない
- テキスト+問題集一体型で「覚えたらすぐ解く」を即座に実践
- 別冊問題集は本試験対策バッチリの充実度
- 仕訳Webアプリでスキマ時間で仕訳を効率よくマスター
- 別売り講義動画でインプットが更に充実
- 新試験(ネット試験・統一試験)完全対応
購入者の口コミ・評判情報 高評価
初心者でもわかりやすい
いままでの簿記本は、なんでそんなことをやるのかの説明がないまま「これはこうする、それはそうする」と納得感を得られないままいきなり具体的な操作(仕分け)の説明が続くものばかりだった。
つまり「慣れきって初心を忘れた人」が書いていて、初心者が抱く疑問や違和感を感じる部分への説明がない、喉にものをつかえたまま読まざるを得ない本が多かったのだが、この本はそういった部分の補足が見事。
難しい勉強のハードルを一気に下げた名著
巻頭の導入部分はフルカラー、本編は紫色と黒の二色刷りです。簿記ってなんだろうを、キャラクターの猫さんが雑貨店を始めるところから書き起こされていて、ホントに分かりやすい内容に仕上がっています。
一貫してこの雑貨店(ゴエモン商店)での説明なので、親しみやすいんでしょうね気がつけば読み進めてるって感じです。テスト&解答用紙は、本物形式だし解答用紙は、ダウンロードして印刷も出来るのでパソコン環境があると更に便利です。
索引もしっかり掲載!この内容でこの価格は競合品も泣けてくるでしょうねさすがは人気ナンバーワンだけはあります。ゼロから始める方に特にオススメですね♪
数字や難解な用語だらけで拒絶反応が出てしまわないよう、工夫されたテキスト
テキスト部分は可愛いイラスト満載のゴエモンという猫といっしょにはじめて簿記を学ぶという感じのテキスト&問題集です。初心者向けに一般的な用語で解説しており、ゴエモンの独り言や会話も見ながら、読者といっしょに学んでいけます。
前半7割がテキスト、後半3割が問題集になっています。簿記を初めて学ぶにはとっつきやすいように簿記は何とかそういう一般的なことから解説されています。
購入者の口コミ・評判情報 低評価
内容がスッキリしすぎて物足りない
2級受検のための3級復習の為にいい一冊ではあります。ただ、3級の検定を受ける方だとこの一冊だけだと内容が中途半端に足りないです解説書としては不十分、問題集としては少なすぎる。
併用しないと受からない
この本に書いてないことが試験で出た。具体的には株式発行したときの仕分けとか繰越利益余剰金とか。一から簿記を始める人向けで分かりやすく書いている分一冊に収まりきらない様子。公式のサンプル問題など他の問題を見ないと模試で初見の仕分けをすることになる。この本で基本を知って他の教材の例題解きながら分からないところは検索するような使い方をしないといけない。
あう・あわないがある
正直自分はわかりづらかったです。最初の方は問題なかったんですが、15章辺りから説明が全くわからず問題と答えを行ったり来たりするのも大変でした。これは自分の意見で他の人がどうかは分かりません。僕は携帯で分からない問題を検索して解説見てやりました。
スッキリわかる シリーズ総括
「スッキリわかる シリーズ」はわかり易さ重視のテキストと思いきや、結構アウトプットに注力した隠れた魅力のあるテキストである事が見て取れます。本シリーズの戦略としては、分かりやすいテキストで時間を掛けずにサクッと学習を完了させて、間髪入れずに問題演習をこなすスタイルです。
学習の途中で「もっといろいろ知りたい!」と言った欲求が出てしまう方は、わかり易さを重視する事で内容が絞り込まれた本書は、少々物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。
しかし、簿記検定はアウトプット(問題演習)をこなした量が合格を左右すると言えるので、さっさと問題演習へ移行出来る本書は簿記検定合格のための、理にかなったテキストだと思いますから、人気No.1も納得です。
パブロフ流でみんな合格 シリーズ
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イメージしづらい取引を4コマ漫画で簡潔に表現しているのが本書の特徴となっています。見開きページの左側の漫画で取引の流れを理解し、右側ページに深掘りした情報を記載、更に単元ごとに練習問題で直ぐに知識を定着化出来るようになっています。
また、書籍のブログである「パブロフくんが日商簿記2級、3級を目指すブログ」では簿記に関わる有益な情報や、仕訳の問題演習をするためのツール(アプリ)の提供など単なる簿記本を超越したコンテンツを幅広く展開しており、著者との距離がとても近いというのも人気の秘訣かもしれません。
練習問題ページについているQRコードからか練習問題の解説動画を視聴することが出来ます。手元を俯瞰で写した解説動画なので、実際に問題を解いてく過程が一発で理解出来ます。初学者の方も「へえ、簿記ってこんな風に解いて行くんだ」というのが分かりやすい動画です。
パブロフ流でみんな合格 シリーズの特徴
- 取引・仕訳を4コマ漫画でスッキリ理解したい方
- テキスト+練習問題一体型で直ぐにアウトプットを実現
- 練習問題解説動画を見ながら解き方を把握したい方
- 豊富な特典と簿記に関わる情報提供が手厚いブログ
- 詳しい解き方解説が特徴の別冊問題集
- 新試験(ネット試験・統一試験)も安心
練習問題の解説動画が無料で見れる!
著者である「よせだあつこ(公認会計士)」氏による問題解説動画を見ることが出来ます。自分が実際に問題を解いているような感覚で見れる動画なので、臨場感抜群です。動画は練習問題ページについているQRコードで簡単にアクセスできます
購入者の口コミ・評判情報 高評価
ここまでわかりやすいテキストは他にない
簿記の勉強は仕事上必要なので何年か前にしていました。資格を取ろうと勉強していましたが忙しくて後回しに・・・。今年度こそは!と通信教育を申し込みましたが失敗。安い通信教育だったからな~説明が雑だし、挙句、問題の金額が抜けてるとか・・・。
以前勉強していた時に購入したテキストや問題集も不満はありませんでしたが、このテキストには驚きました。本当に丁寧で、細かく理解ができる作りになっています。
動画での解説がわかりやすい
ページ見開きで左に4コマ漫画と備考、右に詳しい解説といったページレイアウト。4コマは面白いですしとっつき安いのですが、必ずしも必要というほどではない感じです。
4コマ横はスペース不足な感じでフォント小さめ、見開き右はかなりフォント大きめとフォントサイズの振り幅が大きくやや読みにくさを感じましたが、内容は全体的にわかりやすいと感じました。
評価したいのは、問題の解き方をYoutube動画(埋め込みのwebサイト)で解説してる点。紙ベースだとなかなか伝わりにくいものも、このやり方だと、思考プロセスを含めた問題の解き方が時系列にそって閲覧できるので視聴している人にも伝わりやすいと思います。QRコードもついてますので、画面の小さささえ気にならなければスマホでも視聴可能。
ドッグフードショップで発生する、日々の取引
犬のパブロフくんが経営するドッグフードショップが舞台で、各項目の最初にパブロフくんのそのテーマの商取引行為(現金仕入れなら現金で仕入れる場面)の4コマがあり、続いてそれをどうやって仕訳すればよいのかの解説があるので、何を勉強しているのかがよくわかります。
また、パブロフくんの疑問とそれに答えるお兄さんとのやりとりの漫画がかなり面白いので、自分もパブロフくんのお店のスタッフのような気持で楽しみながら勉強ができる、とても素晴らしいテキストだと思いました。
ページ構成もよく考えられていて、「現金・預金」や「貸付・借入」などの大きな項目ごとに、それに関連する問題にパブロフくんがいくつも直面するので、知らず知らずに系統立てた学習をしていけるようになっています。
購入者の口コミ・評判情報 低評価
マンガで面白く、初学者の方は・・・
3級を学習する方には、正直なところ、向き不向きがあるように思われます。学習経験者には、なるほどと思い、スイスイと学習を進められると思います。しかし、簿記の学習が全く、初めての方には四コマ漫画は面白いですが、もしかしたら混乱するかもしれません。
簿記3級合格した後に読んでも
簿記3級を勉強する前、本屋に行って一番わかりやすそうと思いアマゾンでの評価をみてわかりやすいという評価が多かったので買いました。結果ですが自分には最初から最後まで合わないテキストでした。
マンガ好きだからと言って、イラストに特化したテキストが合っているということではない、とうことが今回身をもってわかりました。私にはもっと理屈っぽいテキストが合っていました。
本格派には物足りないかも
なり初心者向けの内容かも思われます。「簿記ってなんぞや??」という方にも分かりやすく説明がされていますし、簡単な問題もあるので自分の簿記への理解度がチェック出来ます。
とりあえず基本的な勘定科目の意味、会社経営のやり取りを分かりやすくを知りたい方にはおすすめですが、本格的に貸借対照表や損益計算書等の書き方を知りたい方には物足りないかと思います。
パブロフ流でみんな合格 シリーズ総括
イラスト・図表が豊富で情報量もそこそこ詰め込んでいるため、類似のコンセプトのテキストと比較しても情報がギュッと詰まっていると思いますから、様々な情報や背景をしっかり頭に入れつつ勉強したい方にもフィット出来ると思います。
「あれ?この仕訳ってどういうお金の流れだっけ?」と思った時、該当するセクションの漫画を見ればお金の流れが辞書的にすぐ引き出せるため、使い勝手に優れたテキストに仕上がっていると思います。漫画による仕訳のシチュエーションのわかり易さは、ピカイチだと思います。
簿記本の売上はTAC出版の独断場だったのですが、書店や通販サイトを見ていると近年翔泳社のパブロフ流が上位にどんどん食い込んで来ていると感じますし、管理人としてもおすすめ出来ます。
よくわかる簿記 シリーズ
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本書籍はTAC簿記検定講座の公式教材として採用されていますので、資格の学校TACの講義で実際に使われている信頼・実績のある書籍と言えます。簿記3級だけにとどまらず、2級・税理士・公認会計士等先を見越した会計の実力を見据えたテキストである事が強みです。
イラストも用いられていますが、過度な演出は無く最低限です。二色刷りなので何処か無骨な感じを受けますが、昔ながらの教科書に近い編集なので馴染みがあってこちらのほうが学習がしやすい方も多いかと思います。
別冊の「合格トレーニング」はテキストと完全対応しており、テキストで学習した内容を問題演習でアウトプットする形です。更に別冊で「過去問題集」が用意されており、直近12回分の日商簿記本試験の問題を収録した贅沢仕様となっています。
よくわかる簿記 シリーズの特徴
- 資格の学校TACの公式教材
- 充実のアウトプット教材で万全の体制で本試験へ
- 豊富な情報量で3級の時点から知識を深掘り
- 将来のステップアップを目標とした教材
- 実践的会計の知識を含んだ問題集
- 新試験(ネット試験・統一試験)完全対応
購入者の口コミ・評判情報 高評価
実践的な問題練習向きの良書
2色刷りで見易く、基本事項の解説後に例題を解き、それを基礎から難度の高いものへと取り組んでいくうちに着実に実力をつけるという内容です。テキストの構成がスッキリしており学びやすい印象を受けます。流石に有名校TACの長年の指導ノウハウが満載で合格を確実に目指せそうです。
メインの参考書に
メインの参考書に最適だと思います。初学者には不親切な部分も多少ありました、そこはネット等で補充しつつ進めました。合格テキストの一単元⇒合格トレーニングの同じ単元という感じで、単元ごとにまとめて記憶の定着を計りました。
簿記3級の範囲が過不足なく網羅されており、これ一冊理解しておけば合格には十分だと思います。
簿記2級・1級目指すならこれ
TACから簿記の参考書は3種類出ていますがこちらが一番詳しく、上を目指す人の参考書と出版社の案内にも書いてありました。一番簡単な参考書で3級は合格しましたが、省略されている部分もあり2級目指す為にこちらも買い直しました。
購入者の口コミ・評判情報 低評価
自分で勉強しやすいのを選ぶしかありませんが・・・
理論編と例題編が分かれておらず、講義形式でまず基本事項を説明した後で設例や基本例題を解いていくという方式の一書(二色刷り)。基礎から難度の高いものへと、順に項目をこなしていくことで着実に実力がつく、有名校のノウハウが詰まった好著だと思います。
ただ、版形がB5とやや大きめなので、電車の中で開くのにはちょっと不便なのと、理論編が前半部に一括掲載されていないので、いわば辞書代わりに使うのにはちょっと向かないかも知れません。
判型が大きいので読みやすく、書き込めるのが便利なテキスト本ですが・・・
中身のページは2色刷りで、キャラクターの使用なども抑えめにしてある、真面目なテキスト本という印象です。テキスト本としての普通の解説のほかに、基本例題も53個ほど掲載されているので、独習者が自分の理解を試しながら学習を進めるのにもいいように思います。
気になる点としては、せっかくの大判の紙面が少し活かされていないと感じる部分がありました。たとえば基本例題を解かせるのなら解答欄や計算のためのスペースを設けて、ワークブック的にしてもよかったように思います。
現在そうなってないのは、たぶん反復して学習するために、解答をじかに本に書かせない思想なのかもしれませんが、これだけ大きい判型の本ならば、解答欄を分けるなどして、書き込み式にするように工夫があればよかったと思いました。また、問題の解答が巻末なのも少々見にくく感じます。
よくわかる簿記シリーズ総括
なんと言ってもTAC簿記講座の公式教材である点は非常に魅力的です。テキストに対応した講義は、TACの簿記講座を受講しないと見ることができないのでその点が少し残念ではありますけどね。
別売りの講義動画が無いので、全くの初学者の方にとっては部分的にハードルが高く感じる部分もあるようなので、この点については改善の余地があるのかもしれません。大判なので通勤・通学での学習に難ありとの意見もあるようです(まあ確かにそうですね)。
派手さは無いものの豊富な情報量が特徴なので、楽せずに独学でコツコツ取り組んでしっかり実力を身に着けたい方にお勧め出来る簿記の王道的な良書と言えます。
合格トレーニング+過去問題集を全てこなせばかなりの実力が身につくと思いますが、相当量のボリュームになります。テキスト+合格トレーニングで一旦様子を見て、不足を感じるようであれば過去問題集に取り組むのが良いと思います。
日商簿記3級の独学向けテキスト選びでお悩みの方へ
最近の傾向としてイラストや図表を多用したカラフルなテキストが主流となっており、資格学習につきまとう暗く辛い印象はもはや一昔前の事となりました。各出版社様々な趣向を凝らしたテキスト・問題集をランナップしていますので、ざっとでも良いので内容をチェックする事は必要だと思います。
資格学習は一人でコツコツやるものと言うのが昔ながらのセオリーですが、通勤・通学中やちょっとした隙間を活用してスマホで学習できる安価な資格講座や、通学を必要としない通信講座も世の中には沢山あります。
通信講座では手厚いサポートで自学自習(独学)では解消出来ない疑問を解決したり、高い学習効率を実現できるのが特徴です。一昔前は資格講座というと、割と高額なイメージが付きまとっていましたが、近年比較的手が届くリーズナブルな受講料の講座も多数登場しています。
中には市販テキストと遜色ない受講料で、講義動画付き&マルチデバイス対応を実現している講座もあります。高品質且つ安価な講座を以下の記事でまとめていますので、併せて御覧ください。