本ページはプロモーション(広告)が含まれています
その通信講座、割高?割安?日商簿記講座の受講料を比較するポイント
日商簿記の試験対策を通信講座で考えてるんだけど、ハイスペックな講座を出来るだけ割安で受けたいな。どの辺りに注意して比較すれば、良い講座を選ぶ事が出来るのかな?
下記の5つのポイントを押さえる事で、通信講座が本来持っているスペック(品質)をチェックする事が可能です。通信講座のスペックを正しく判断することが出来れば、受講料が割高なのか割安なのかを推し量る事が可能です。
通信講座のスペックをチェックする5つのポイント
- テキストの内容
- 講義動画の質
- 講座のカリキュラム(学習計画)をチェック
- サポートの質・充実度
- 資格学校の運営スタイル
尚、日商簿記通信講座の最新のキャンペーンや割引情報をお探しの方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
テキストのスペックをチェック
通信講座のテキストは、通販や近所の書店で手に入る市販の教材を利用する場合と、通信講座がオリジナルで開発したテキストを利用する場合があります。
市販の教材は書店で立ち読みすれば内容を確認する事は容易ですが、オリジナルテキストは閲覧可能な内容に制約があるため、資料請求や公式ホームページでしっかり確認しておく必要があります。
下記の様な特徴を兼ね備えたテキストは内容も充実しており、学習効率も高いと言えますので受講料に見合ったスペックと言えるでしょう。
プラス評価のテキスト
- 派手すぎない抑えめのカラー印刷である事
- 適切な行間・文字の大きさが保たれている事
- 初学者向けに効果的に図表が用いられている事
- 出題頻度の多い箇所に絞られている事
- 演習問題が別冊で用意されている事
- 試験範囲の新しい論点について重点解説されている事
対して、ページのかさ増しによって厚みや充実感を演出したり、あまり効果的とは言えないイラストが多用されている場合もあります。下記のような特徴が感じ取れるテキストは、低スペックとみなす事が出来ますので敬遠すべきと考えます。
マイナス評価のテキスト
- 余白によるページのかさ増し
- 乱丁、落丁(誤字脱字)が目立つ
- 章立てが動画教材と一致していない、あるいは内容が不足している
- イラストを多用しているが内容が薄い
- 1回の学習後の簡易確認問題が付属していない
資格のテキストと言えば製本された紙媒体という印象がいまだに強いと思いますが、最近はWEB形式のオンラインテキストも増えて来ています。
WEB形式のオンラインテキストを採用している通信講座は、相対的に受講料が安くなる傾向にありますので「安い=粗悪?」と思われるかもしれませんが、紙や印刷コストを抑える事で受講料を押し下げる事が出来ています。
WEB形式と言えどもテキストには変わりありませんので、先程のプラス評価・マイナス評価の特徴をそのまま当てはめてスペックを判断する事が可能です。
WEBテキストはスマホ1台あれば何時でもどこでも学習が可能であり、ITシステムと統合化されていると編集機能や閲覧履歴のデータ化等、かなりの機能性を持っています。
通信講座の要(かなめ)!講義動画の質をチェック
テキストだけですと理解しづらかったり、印象に残り辛くなかなか覚えられない事もあるでしょう。そんな時とても頼りになるのが講義動画です。最近の通信講座では講義動画がついてくる事は当たり前になっており、テキストの内容に沿って講師が解説を行ってくれます。
学習効率向上の観点から通信講座各社は、講義動画にかなり力を入れて制作していますので、講義動画の出来栄えが通信講座のスペックを大きく左右すると言っても良いでしょう。
プラス評価の講義動画
- 専用スタジオ収録で高画質・明瞭な音声である事
- テロップや吹き出しなどの記憶定着を狙った映像効果が使われている事
- 1回の講義が短時間でまとまっている事
講義動画のスペックは、やはり講義を担当する講師の能力が大きなウエイトを占めています。自分で考える事も大切ですが、有識者に教えてもらう方が理解が早く、教え方が上手い講師はしっかりと記憶に残る講義をしてくれます。
講義動画は講師の力量で差がはっきりと見えますので、有名講師を起用している場合は受講料が上昇する傾向にありますが「なんだか教え方が下手だなあ・・・」と言う違和感を持ちながら学習するのは正直お金と時間の無駄なので、多少は潤沢に予算を割いても良い部分かと思います。
教え方が上手い講師の講義は聞いていてストレスにならず学習効率も高いので、以下のような特徴を持つ講師を起用している講座を選択すべきと考えます。
優秀な講師の特徴
- 本職(簿記・会計・税理士など)の実務経験を持った講師
- 講義・セミナー経験の豊富な講師
- 間のとり方がうまいのでストレスにならない
- エピソードや実務経験を交えた講義をしてくれる
- 受講者目線でトークをしてくれる
講義動画はDVD・WEB視聴・音声視聴の形態が存在していますので、学習スタイルに応じて適切な講座を選ぶようにしましょう。
講座のカリキュラム(学習計画)をチェック
通信講座は学習レベルに応じて様々なカリキュラムを準備していますが、初学者の方は迷わずフルスペックの講座コースを選択するのが合格への近道と言えるでしょう。
「最短○ヶ月で合格」と銘打った講座コースは、概ね速習・即学系のコースに類するため学習スピードについていけず挫折する可能性が高くなってしまいます。
簿記の学習は覚えるというよりは経験を積む事の方が大切だと思いますので、しっかり基礎から実力をつける事が結果的に合格への近道になると考えます。
初学者向けのフルスペック講座の例を以下に記載しておきます。導入から始まって直前期対策までしっかりと対策されたカリキュラムとなっています。
初学者向け講座のカリキュラム例
- 簿記とは何か、実務上の役割を解説する導入パート
- 効率的な学習計画の立て方や学習方法の解説
- 出題内容や傾向の解説
- テキスト・講義動画で基礎講座を受講する
- 都度確認問題を実施して実力をチェック
- 過去問題の実施・解説
- 模擬試験を実施
- 試験直前期の集中対策を行う
- その他、随時質問や進捗のサポート
ただし、学習経験者の方が初学者向けのフルスペック講座を選んでしまうと、どうしても割高感が出てしまいますので適切なカリキュラムを選択するようにしましょう。
大手資格学校では、経験者向けの速習・即学コースに加え、問題演習だけに特化した単科講座などラインナップも豊富に用意されていますので、自分に必要なカリキュラムを柔軟に選択出来る様になっています。
サポートの質・充実度をチェックする
通信講座のサポートは、質問サポートや添削指導、通信講座を受講している人だけが利用可能なITシステムなど、とても種類が豊富で多様性に富んでいます。初学者向けにサポートの充実度を目玉にしている通信講座もあるぐらいです。
サポートは充実しているに越した事は無いのですが、使い切れないサポートは無駄ですし、受講料を上昇させる要因となってしまいますので、自分に必要な最低限のサポートを備えているかの観点で通信講座をチェックすると良いでしょう。
通信講座が備えている主なサポートを重要度付きで記載していますので、内容を確認してみてください。
■質問回答サポート | 重要度: |
質問・疑問・不明点に専属の講師が回答してくれる、基本かつ最重要の初学者必須のサポートとなります。質問回答サポートには以下の形態があり、No.が若い程即応性に優れています。
|
|
■出題区分変更情報の共有 | 重要度: |
出題区分とは日商簿記の各資格等級で出題される試験範囲を意味しますので、変更があった場合のインパクトは特大ですから、共有される情報の密度は重要視すべき事項です。
通信講座では出題区分の変更内容に通知だけでなく、試験範囲への影響の情報共有や変更に伴う出題傾向の分析、予想問題などの情報を共有してくれます。過去どのような形で情報が共有されたかは要チェックです。 |
|
■スクーリング聴講制度 | 重要度: |
通信と通学両方の講座を開設している資格学校で受ける事が出来る、大手資格学校ならではのサポートです。大手資格学校は全国に校舎や教室の拠点を持っていますので、通信講座を受講している受講生がセミナーや生講義を受ける事が可能となっています。
他の受講生と共に緊張感のある生講義を受ける事で、モチベーションアップの効果が期待出来ます。本試験の雰囲気に慣れる意味でも、チャンスがあれば是非利用したいサポートです。 |
|
■添削指導 | 重要度: |
通信講座が独自に設定している課題や模擬試験の答案に対して、専門の講師が丁寧に添削指導をしてくれるサポートです。
通常の回答解説と異なり、自分が気が付かなかった弱点や、得点アップのコツなど付加価値を得る事が出来ますので、積極的に活用したいサポートです。 |
|
■学習支援ITシステム | 重要度: |
講義動画・テキスト・問題集・スケジュール管理等を統合化して1つの学習システムとして提供するサポートです。シンプルなものから多機能なもの迄、通信講座各社の特徴が色濃く反映されています。
スケジュールや進捗などの管理面については、システムにおまかせした方が楽なので、上手く活用したいサポートです。実際にシステムを体験出来る通信講座もありますので、事前に使い勝手をチェックしておきましょう。 |
|
■メルマガ・twitter・ブログ | 重要度: |
試験対策情報や専属講師のコラム、学習方法等様々な情報が共有されるサポートです。サポートブログでは受講者同士の交流も盛んで、勉強の愚痴や経験談などを見る事が出来るコンテンツに仕上がっています。
学習に関する情報だけでなく、割引やキャンペーンの情報も共有されますので登録、フォローしておいて損はありません。 |
|
■学習計画相談サポート | 重要度: |
初めての簿記で計画に不安がある方や、どうにも計画を練るのが苦手という方向けのサポートとなっており、専門のアドバザーが学習計画の相談に乗ってくれます。
簿記の2級・1級は数ヶ月に及ぶ長期戦となりますので、都度学習計画を見直し・軌道修正する事で修復不能な状態に陥らないようにしましょう。 |
資格学校の運営スタイルをチェック
資格学校では以下のような運営コストが掛かっており、ここから「結構無駄なお金が掛かってそうだな・・・」「この講座は徹底してコストを削減しているので割安だな」と言った予想を立てる事が可能となっています。
資格学校運営に掛かるコスト
- 広告・宣伝費用
- システム管理・維持費
- テキスト・動画等の教材開発費
- 講師・スタッフの人件費
- 教室・事務所の維持費
資格学校の運営スタイルは「①通学」「②通信」「③通学+通信」の3種類に分ける事が出来るのですが、運営スタイル毎に掛かるコストは大幅に異なって来ます。
「①通学」タイプは校舎・教室を各地に備える必要があるため、巨額の維持費がかかります。教室に空きが出来ると維持費が無駄になるので、受講者で埋めるために広告・宣伝費にもかなりの金額を投資していると思います。
「②通信」タイプは運営事務所を用意するだけなので、建屋の維持費をおさえる事が可能です。教室で生講義を受ける事が出来ないデメリットはありますが、「①通学」に匹敵する講義をご自宅で安価で受講出来るメリットがあります。
通信講座は場所や時間にとらわれず大量の講師陣を構える必要もなく、全国の受講者を対象と出来る裾野の広さから有益なビジネスモデルとして注目され、通信講座の数は年々増加傾向にあります。
このような背景から「①通学」スタイルで運営歴のある資格学校が「②通信」を手がける様になって来ています。実績十分なので我々としては是非受講してみたいと思いますが、「③通学+通信」ですとかかるコストが莫大になっている事が予想されます。
上記を踏まえた上で、同じような価格帯の講座の公式ホームページや資料請求してみましょう。広告の打ち方や講師陣の陣容を見比べることで、一体どこにお金を掛けているのかがわりとはっきり見えます。
同じ受講料でもテキスト・動画等の教材開発や優秀な講師陣にコストを掛けている講座は買いって事ね。
日商簿記講座の受講料を比較するポイントまとめ
お示ししたポイントでしっかりと事前にチェックをしないと、自分に合っていない講座を選んでしまうばかりか、割高な講座を購入する事にもなりかねませんので是非頭に入れておいて頂ければと思います。
5つのチェックポイントで納得がいく講座があればひとまず及第点となりますが、加えてその講座が持っている最大の強みが自分の求めているものと合致した時、購入の決定打になるかと思います。
「この通信講座の強みはどこか?」簡単な方法はホームページの最初に出てきた情報と言えるでしょう。最初に出てくる情報は講座が最も目玉としたい情報となりますから、他社と差別化を図るために受講者に最初に見せたいと思っている情報と言えます。
今回は、日商簿記講座の受講料を比較するポイントとして5つの観点から解説してみました。各ポイントを更に深掘りした記事もありますので、ご一読頂ければと思います。