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日商簿記は本当に就職・転職に本当に有利?需要や待遇を徹底調査
簿記を持っていれば、業界・職種問わずどのような会社でも入り込む事が可能なので、高い需要のある資格の代表格と言って良いでしょう。
本記事では、簿記資格が「本当に就職・転職に有利に働く資格なのか?」を様々な統計データを交えつつ深掘りしてみたいと思います。
この記事の目次
厚生労働省の求人情報統計から簿記資格の需要をチェック
厚生労働省が毎月発表している統計情報から、簿記資格の需要の推移を見てみましょう。
会社であれば必ずお金の流れがありますので、簿記資格の入り込む余地は業界問わず存在していますから「全職種で需要がある」と言ってしまっても良いのですが、それではあまりに広すぎるため、的を絞りたいと思います。
厚生労働省発表の職業別労働市場関係指数の中で「一般事務・会計事務」の分類で求人数及び有効求人倍率が統計化されています。簿記資格の需要を推し量る目安としてぴったりの分類なので、採用してみました。
一般事務・会計事務は、厚生労働省編職業分類の中で下記に分類される職業を言います。若干簿記と離れている職業分類も含まれてはいますが、概ねイメージに近い職業が含まれているのではないかと思います。
職業分類は数が多いので、以下のバーをPCの方はクリック、スマホの方はタップして開いてご確認下さい。
C 事務的職業|ハローワーク 出典:総務省統計局ホームページ上記は、平成20年度~平成29年度の範囲の有効求人数を示しており、広い需要を捉えるためにパートさんを含んだ数値としています。青の棒グラフは全職業の合計値の推移となっており、折れ線グラフは「一般事務・会計事務」それぞれ有効求人数の推移です。
リーマンショックの直後、有効求人数が一旦ガクッと落ち込んでいるのが分かるかと思います。リーマンショックが日本の景気に与えた影響が如何に凄まじいものであったかが分かります。
一旦沈んでしまった有効求人数ですが、近年まで右肩上がりとなっています。丁度アベノミクス相場と歩調を合わせるように有効求人数もモリモリ回復しており、リーマンショック以前の水準を上回っています。
一般事務は、全職業の上昇と同じような上昇曲線を描いていますので明らかに求人数は増えていると言えますから、需要は大きいと言えます。対して会計事務は、あまり変化が見られず底堅い推移を続けており、景気動向と無関係に需要がある事を示しています。
最近はどこもかしこも人手不足と言って良いと思いますので、もし転職をお考えならば今を於いて他にない程の売り手市場となっていますから、資格を取るなどしてキャリアの上積みをしておけば、今よりも高待遇の求人にありつくチャンスと言えます。
続いて需要と供給のバランスを有効求人倍率から見てみましょう。
出典:総務省統計局ホームページリーマンショック直後の全職業の有効求人倍率は「0.42」となっています。これは、求人数4に対して10人の方が殺到している事を意味していますので、如何に就職・転職市場が冷え切っていたかを物語っています。
今や、1.31倍にまで有効求人倍率は跳ね上がっていますので人手不足と叫ばれるのも頷けます。しかし、建築・建設・土木・運送等の肉体労働系の人手不足が有効求人倍率を大きく引き上げている側面があり、専門職や事務などの職業は就きたい人が多いため、そこまで有効求人倍率は高くない実情があります。
「一般事務・会計事務」の有効求人倍率も上昇傾向にはありますが、会計事務であれば2人に1つ、一般事務であれば3人に1つの求人がある状況と分析することが出来ます。
どこかの企業で一般事務・会計事務のお仕事をしたいとお考えの方、特に女性や再就職を目指す主婦の方に多いかと思いますが、ライバルを上回る魅力がなければ就職戦線で生き残れないという現実が見えてきます。
何時のご時世でもそうですが、資格は人材の魅力を底上げする優れたツールとなりますから、職業にマッチした資格を如何にスピーディーに取得して、ライバルより先に優良求人にありつくかがポイントです。
転職経験者・採用担当が考える簿記資格の優位性を統計化!
簿記資格を取得して働こうと考えている方にとっては、簿記の資格が世間的にどの程度重要視されているのかはとても気になるかと思います。皆さんご存知、生涯学習のユーキャン(U-CAN)が、実際に転職を経験した方や、採用担当者の生の声を調査&統計化してくれていますので拝見させて頂きましょう。
ビジネスパーソンが考える武器になる資格ランキング
20代~40代のビジネスパーソン996名(男性498名、女性498名)を対象
ビジネスパーソン対象なので、社会人の方を対象としたアンケート調査結果となっています。業務や就職・転職に際して即戦力として期待できる資格か、今後の人生設計に役立つ資格がラインナップされている事が予想されます。
結果は何となく分かってましたが、ぶっちぎりでファイナンシャルプランナー(FP)資格が1位となっています、やはりこのご時世マネーに関する資格は強いですね・・・。就職に有利な資格筆頭であるTOEICが続き、社労士以降の資格は僅差となっており、簿記も堂々ランクインしています。
簿記ととても相性の良い資格に緑色で色付けしています。中でも管理人的に簿記とファイナンシャルプランナーは、相性がかなり良い資格の組み合わせであると考えています。
簿記とFP資格は同じマネーを扱う資格でありながら、専門職域が上手く棲み分けが出来ているため、互いの専門性を相乗効果によって高める効果があると考えています。
例えば、簿記資格をもって会社の会計(お金の流れ)を熟知した上で、会社の資金の投資・運用のプランニングを行う、あるいは社員の福利厚生のプランニングをFPの知識をもって指導・提案を行う等です。
簿記だけですと単なる事務員で終わってしまうかもしれません。しかし、FPをあわせてもっている事で単なる事務員ではなく、将来的に広く経営に携わる可能性を秘めた人材であるという付加価値を得る事が可能と考えます。
簿記単独では就職・転職市場でその他大勢のライバルの中に埋もれてしまいかねませんが、複数資格を組み合わせる事で、貴方の就職市場に於ける優位性を相当高めてくれると考えます。
転職において実際に役立ったと思う資格ランキング
20代~40代の転職をした方200名(男性75名、女性125名)を対象
今度は視点を変えて転職において実際に役立ったと思う資格のアンケート結果となっています。
先程武器になる資格で7位にランキングされていた簿記資格ですが、転職経験者的に転職市場でリアルに役立つ資格であると言う事が分かります。
しかし、数値をみると簿記が7.5%で、1位のTOEICでさえ10%を切っていますので少なく見えます。これだけ見ると「どの資格も転職においてはあまり役にたたないのでは?」という疑問が湧いてくるかもしれません。
簿記に関連する職種と言うと、事務・会計・経理等に応募される方が多いと思いますから、前提として簿記資格はもっていて当然と言うパターンが多いと思います。それ故、簿記資格を持っていたから採用が決まった、あるいは役に立ったと言う自覚が乏しいので割合が低く出ていると考えます。
このグラフはあくまでも、転職者側の目線での数値に過ぎません。次にお示しする採用担当者側の目線の統計を見れば、資格の持つ実力の本質が見えてくると思います。
採用担当者が採用判断で重視している資格ランキング
20代~40代の採用担当者200名(男性118名、女性82名)を対象
就職・転職をお考えの方は、採用担当者がどの資格を重視しているかが最大の関心事だと思います。こちらのグラフでも簿記がランクインしていますので、今回お示ししているグラフ全てにおいて簿記がランクインしている事になります。
大したこと無いと思われるかもしれませんが、日本の資格は民間合わせて3000種類以上存在していると言われますので、その中でも常に上位ランカーとして君臨している簿記資格は、就職市場において優位性の高い資格であると考えます。
簿記と相性が良い資格に緑で色付けしていますが、かなりの数の資格がランキングに食い込んで来ていますので、簿記にプラスして相性の良い資格を1つ加える事で採用担当者の評価はグッと上昇すると言えそうです。
採用担当者は資格保持者をどのように捉えているか
20代~40代の採用担当者200名(男性118名、女性82名)を対象
最後に、採用担当者が資格を持っている方をどのように捉えているのかを示すデータを示しておきます。
応募者同士の評価が切迫している場合、資格を持っている or 持っていないは、人材を選別する上でとても分かりやすいバロメーターですから、重視する割合が最も多くなっています。
大変興味深いのが、「募集職種と関係ない資格でも【学ぶ】姿勢を重視」と言う採用担当者の意見が30%もの割合を占めているという点です。
専門的知識を保有している人材、資格を取得する実力を持った人材は、採用担当者にとって魅力的に映る事を示していますから、資格は就職市場において有利に働くと言って良いと思います。
もし、就職・転職で玉砕続きという方は、お示しした円グラフ内のどこにもに収まっていない可能性がありますから、30%の採用担当者の心に刺さるように資格を取得してみては如何でしょうか。
2.0%は実務経験重視なので資格を評価しないと言う意見ですが、管理人ならこのような企業にあたってしまった場合は、つけ入るスキがないので運が悪かったと思ってさっさと次へ行きます。ソリが合わない企業にこだわるより、残り98%の企業へ力を注いだ方が早いと思います(今が売り手市場で、チャンスであることをお忘れなく)。
民間転職サイトとハローワークはどちらを利用すれば良いのか?
就職・転職をするなら、民間転職サイトとハローワーク、どちらで進めたほうが良い企業と出会うことが出来るだろうか?誰しも悩むことだと思います。ここではちょっとコラム的に、実際に失業を経験して履歴書的にポッカリと空白期間もある管理人が実体験から情報を共有致します。
民間転職サイト
民間転職サイトの特徴
- ◯優良な求人が多い
- ◯転職エージェントを利用すればかなり親身な対応が受けられる
- ×中小の求人が少ない
- ×スキルマッチしないと音沙汰が無くなる事がある
民間転職サイトはれっきとした「ビジネス」ですから、報酬で成り立っています。就職・転職が決まった場合、就職先企業はその人に支払うお給料の数ヶ月~半年程度を紹介元の転職サイトに支払うのが相場と言われています。
つまり、転職サイト経由で人材を募集している企業はそれだけの報酬を払う体力があり、優秀な人材の収集に前向きな企業と言う事が出来ます。今は売り手市場なので、紹介料の相場もあがっていますから尚更です。
ビジネスとしてお金が介在しているという事が、民間転職サイトに名を連ねている企業の質を高めていると言えます。しかし中には、入ってみると大炎上しておりとんでもない忙しさで、常に人が辞めては入ってを繰り返しているような企業の求人も存在しています。
このような自転車操業が常態化している企業は使い捨てされるのがオチなので、願い下げではありますが外からは実情を伺い知るのは困難です。このようなブラック臭漂う企業を線引きする手段として、一般的なセオリーとして以下のようなポイントが挙げられます。
悪徳企業に引っかからないための鉄則
- 入社1年後の離職率をチェック
- 入社後の具体的な教育制度をチェック
- 転職サイトにしょっちゅう求人を出していないかをチェック
- 成果主義・実力主義など実態のない言葉を使っていないかチェック
- 年収のモデルケースが不自然に高いなど妙な魅力がないかチェック
上記は面接の折に直接企業に聞いてもいいですし、就職エージェントを利用すれば仲介役をしてくれますんで、聞きづらいようであれば間接的に問い合わせしてみましょう。
回答はどうあれ、相手企業の受け答えから企業の持つ本質を類推することは可能ですし、稚拙な回答を返す企業は面接に行く時間すら勿体無いのでさっさと次を探しましょう。
とは言え、履歴書に職務経歴書作成やら色々やることはあるし、先の事が不安でそこまで気が回らないってのが本音だよね、決まったらさっさと就職して楽になりたいって思ちゃうし、失業中だったら尚更焦っちゃうよね・・・。
上記のお気持ちは、転職経験者の管理人としても痛すぎるほど分かります(笑)。ですが、このような心のスキマをブラックな企業は突いて来ますので要注意と申し上げておきます。
上記の思考状態は、金銭面を始めとして切迫した状況の方が陥り易いと思いますので、完全に切羽詰まってしまう前に資格を取るなりして付加価値を高め、心に余裕のある転職活動が出来る状態にしておくことがとても大切だと思います。
今転職をお考えの方、「今すぐ逃げ出したい」「もう耐えられない」気持ちは痛い程分かりますが、手ぶらで逃げ出しても今よりひどい現実を見ることになります。だからこそ冷静に自分の市場価値を見定めて、準備をしてから次のステップへ進んで下さい。
良い人材は金払いの良い会社にさっさとブチ込んで報酬(売上)をゲットしたいというのが、民間転職サイトを運営する側の本音です。しかし、ビジネスである以上わりと親身に話を聞いてくれますし、なるべく求職者の意見を反映しようと努力はしてくれますから上手に活用しましょう。
ハローワーク
ハローワークの特徴
- ◯地域密着型の求人が多い
- ◯中小の求人が多い
- ×親身な対応は期待しないほうが良い
- ×トンデモ求人が紛れているケースも・・・
ご存知ハローワークは職業紹介事業を営む主体として、国によって運営されています。
民間転職サイトとは違ってビジネスではありませんので、給与や福利厚生の面で一歩劣る求人が存在するのは否定出来ません。どんなに酷い求人を出していても、ハローワーク自体が無くなる訳ではありませんから、まかり通ってしまいますので「ハロワの求人はイマイチ」と言わしめる結果を生んでいます。
とまあ、あまりいい噂のないハローワークなのですが、管理人の身の回りでは人間関係にも恵まれた素晴らしい企業に就職されている方は沢山いらっしゃいますので、要は目利きとタイミング次第なんだなあだという事を痛感しています。
地域に密着した求人や中小企業などマイナーな求人は、営利目的ではないハローワークの方が充実していると言えますので、地元から離れられない事情のある方や経験不足から就職先が中々見つからない方は、目を通して於いて損はないと思います。
就職に関するサポートはセミナー等様々開催してくれてはいるのですが、民間企業出の管理人からすると「少々ずれているなあ・・・」と感じる事がありましたんで、この点は民間転職サイトに軍配が上がると思います。
民間転職サイトの就職セミナーをしっかり受けて、ハローワークの求人に応募すればそれだけで他者と差別化を図る事が可能と思います。
民間転職サイトとハローワーク結局どっちがいいの?
管理人の主観ではありますが、目的に応じて使い分けるのが良いと考えます。即戦力であり今よりも良い待遇を求めるならば、迷わず民間転職サイトを利用するのが良いと考えます。
対して、是が非でも経験が欲しいという方は、経験者採用主体の民間転職サイトよりもハローワークの方が見つかる可能性が高いと考えます。無論、待遇はそれなりとなってしまいますが、修行と割り切って数年頑張る位の気概がないと先に進む事は出来ないと思います。
資格で武装するなど求人情報の前提を覆す方法はありますし、そのような覇気のある人材は魅力的に映るものです。どちらを活用するとしても、就職市場に於いて魅力ある人材を演出するのは、最後は貴方自身の努力に掛かっているのです。
民間転職サイトの簿記資格に係る企業の求人をチェック
とある大手民間転職サイトで簿記の資格を条件としてどのような求人が出ているのか調査をしてみました。広く簿記資格の需要を捉えるため、様々な会社規模や業界を可能な限りピックアップしていますので、ご自身の思い描く就労環境や条件とマッチしているか是非見比べてみて下さい。
最初に申し上げておくと、事務・経理・会計等金銭に関わる仕事に就く事を目指している方は、簿記の資格は必須と言って良い結果が見えています。
様々な条件で転職サイトを検索したおまとめ統計
各会社の求人情報を細かくチェックする前に、検索結果の概要を統計情報としてまとめています(2018年05月現在)。まともな休日も取れなようなブラック臭漂う企業は御免被りたいので、個人的な嗜好で年間休日120日以上週休2日制を前提条件として付与しています。
■大手転職サイトAの場合 | |||
前提条件 | |||
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検索カテゴリ | 検索条件 | 求人数 | 未経験可求人数 |
経験・スキル | 簿記 | 438 | 6 |
職種名 | 会計 | 1,052 | 14 |
職種名 | 経理 | 876 | 11 |
職種名 | 財務 | 981 | 14 |
職種名 | 事務 | 1,078 | 43 |
■大手転職サイトBの場合 | |||
前提条件 | |||
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検索カテゴリ | 検索条件 | 求人数 | 未経験歓迎 |
経験・スキル | 簿記 | 89 | 49 |
職種名 | 会計 | 136 | 74 |
職種名 | 経理 | 153 | 84 |
職種名 | 財務 | 104 | 44 |
職種名 | 事務 | 617 | 468 |
転職サイトAはキャリア採用の傾向が強く、未経験者の求人はあまりヒットしません。対して、転職サイトBは求人数は少ないですが未経験歓迎求人の占める割合が多い傾向にあります。
このように、転職サイト毎で掲載されている求人の母数や、掲載されている求人に特徴や偏りがあります。同じキーワードや条件で調査しても結構差が出る事が分かると思います。そのため、求人は2つ3つの転職サイトでを調査する事をおすすめ致します。
もしも同じ会社の求人が複数の転職サイトに掲載されていた場合は、比較検討する事も大切です。片方は経験者採用なのに、もう片方は未経験者OKだったりすることは結構あります。
[会社規模:大] 会社毎の求人掲載内容を個別にチェック
■化学・製造、大手東証一部上場企業 | |
会社規模 | 大 |
業務内容 | 経営管理スタッフとして経理業務全般をお任せします。財務会計業務/管理会計業務/原価計算/税務業務/連結決算業務/内部統制業務 など |
経験等 | 【大卒以上】上場会社での経理・財務経験または監査法人や会計事務所での実務経験をお持ちの方 |
勤務時間 | 9:00~17:40(標準労働時間1日 7時間40分) ※フレックスタイム制 |
給与 | [初任給例]235,000円(学部卒)、263,600円(修士了) 昇給:年1回(6月) 賞与:年2回(7月、12月) |
福利厚生 | 社会保険、年金、共済制度、各種生活保障/新幹線通勤補助/財形貯蓄制度/住宅融資制度/短時間勤務制度/出産一時金 他 |
休日等 | 完全週休2日制(土日祝)/夏季休暇/年末年始休暇/年次有給休暇/ストック休暇/育児休暇制度/介護休暇制度 他 |
■大手化粧品、健康食品メーカー | |
会社規模 | 大 |
業務内容 | 伝票起票から会計システムへの入力など主計業務を中心に、月次・年次決算まで幅広い業務をご担当いただきます。 伝票起票/仕訳チェック/月次・年次決算/勘定科目内訳表の作成/売上管理/債権債務管理/請求書処理/部門別損益計算/弊社運営ホテル経理/子会社管理/支払調書の作成 など |
経験等 | 【大卒以上】日商簿記2級以上/財務・経理の実務経験をお持ちの方。財務・経理の実務経験を2年以上お持ちの方、Excel(基本的な関数ができるレベル) |
勤務時間 | 9:00~17:00(休憩1時間、実働7時間) |
給与 | 月給23万円以上 |
福利厚生 | 交通費支給(月3万5000円まで)/各種社会保険完備/退職金制度/自社製品割引制度 |
休日等 | 完全週休2日制(土・日)/祝日/年末年始休暇/年次有給休暇 /慶弔休暇 |
■大手不動産業 | |
会社規模 | 大 |
業務内容 | 各部門予算管理/決算業務(月次、年次)/連結決算および親会社への決算報告/管理会計/社内の決算業務インフラの構築等の業務フローの改善 |
経験等 | 【学歴】大学院、大学卒以上 歓迎条件:経理の実務経験3年以上/連結決算の実務経験/日商簿記2級以上の資格/宅地建物取引士の資格/SC経営士の資格/英語力(テスト800点以上)レベル |
勤務時間 | 9:30~18:00 (所定労働時間7.5時間) 休憩時間:60分 時間外労働:有(月平均30時間程度) |
給与 |
【予定年収】 420万円~880万円(残業手当:有) 【月給】 210,000円~550,000円 賃金形態:月給制 昇給有無:有 |
福利厚生 | 通勤手当/家族手当/健康保険/厚生年金保険/雇用保険/労災保険/退職金制度 |
休日等 | 完全週休2日制(かつ土日祝日) 有給休暇:12日~20日 休日日数:122日 |
■衣料品販売大手 | |
会社規模 | 大 |
業務内容 | 経理・税務業務全般(業務は丁寧にサポートします) |
経験等 | 実務未経験者OK(簿記2級以上程度のスキルがある方) 経験者歓迎 |
勤務時間 | 9:30~18:20(休憩70分) |
給与 | 月給20~30万円(※経験・能力等に応じ決定) 【年収例】 340万円/(入社3年目/月給25万円+賞与+各種手当) 300万円/(入社1年目/月給23万円+賞与+各種手当) |
福利厚生 | 昇給あり/賞与あり/社会保険完備/交通費規定支給/社員割引(最大30%OFF)/各種通信教育受講費負担 |
休日等 | 月8~10日 年次有給休暇/慶弔休暇/産前産後休暇/育児休暇/介護休暇/傷病休暇 |
大企業の求人の要件は、単なる庶務・経理・事務担当という立ち位置ではなく、より経営に近い所で提案・改善を行う事が求められます。連結決算など高度なスキルが求められる業務を担当する事になりますので、経験者かつ即戦力採用のパターンが多いように思われます。
大企業であればそれなりの求人枠が存在しますので、中には未経験や経験が浅い方でもOKという求人もありますから、最初から無理と決めてかからずにチェックすることをおすすめ致します。
[会社規模:中] 会社毎の求人掲載内容を個別にチェック
■バイオテクノロジー企業 | |
会社規模 | 中 |
業務内容 |
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経験等 |
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勤務時間 | 9:00~17:30 |
給与 | 月給16万円~36万1,000円 +各種手当 |
福利厚生 | 各種社会保険完備/通勤手当(上限月3万5,000円)/家族手当/住宅手当(社内規定あり)/出張手当/ノー残業手当(10時間分)/退職金制度(3年勤務~)/研修・セミナー制度 |
休日等 | 年間休日120日/完全週休2日制(土・日・祝)/特別休暇/夏季休暇/年末年始休暇/年次有給休暇 |
■税理士法人A社 | |
会社規模 | 中 |
業務内容 |
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経験等 | 必須条件:月次決算業務の経験/年次決算もしくはその補助/日商簿記検定2級 |
勤務時間 | 9:15~17:00 (所定労働時間6.75時間) 休憩時間:60分(11:30~12:30) |
給与 | 【年収】 400万円~550万円 【月給】 218,000円~300,000円 |
福利厚生 | 通勤手当/健康保険/厚生年金保険/雇用保険/労災保険/厚生年金基金/退職金制度 |
休日等 | 完全週休2日制(土・日・祝日)/有給休暇10日~20日/休日日数125日/年末年始休暇/夏季休暇/慶弔休暇/産休/育児休暇 |
■税理士法人B社 | |
会社規模 | 中 |
業務内容 | 担当クライアントの経理業務全般を担当します。
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経験等 | 必須条件(いずれか):税理士又は税理士資格/税理士試験科目合格者/日商簿記1級、2級/PCスキル(Word、Excel、PowerPoint)/普通自動車第一種免許(AT限定可)/会計事務所経験 |
勤務時間 | 9:15~17:00(所定労働時間6.75時間) 休憩時間:60分(11:30~12:30) |
給与 |
予定年収:300万円~500万円(残業手当:有) 月給:200,000円~400,000円(一律手当を含む) 基本給:100,000円~100,000円 その他定額手当:55,000円~210,000円 賃金形態:月給制 昇給有無:有 |
福利厚生 | 通勤手当/健康保険/厚生年金保険/雇用保険/労災保険 |
休日等 | 週休2日制(土曜、日曜、祝日)/休日日数120日/年次有給休暇/夏季休暇(有給5日)/出産前後休暇/育児休暇/試験休暇 |
■医薬品卸売・販売業 | |
会社規模 | 中 |
業務内容 |
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経験等 |
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勤務時間 | 8:30~17:10 |
給与 |
月給17万4,000円~(※経験、能力等を十分考慮の上、決定します) 【年収例】 567万円/35歳・入社13年目/月給24万9000円+手当+賞与 382万円/37歳・入社4年目 /月給19万1000円+手当+賞与 |
福利厚生 | 社会保険完備/退職金制度(勤続3年以上)/確定拠出年金制度(企業型)/調剤費補助制度/健康診断/各種慶弔金制度 など |
休日等 | 年間休日118日(日曜、祝日含む月8日以上)/年末年始/リフレッシュ休暇/育児休暇/介護・看護/慶弔 |
簿記2級以上の資格は必要最低限と言えますが、未経験や今後経験を積んで行きたいとお考えの方も、大規模企業と違ってまだ入り込む余地がありそうです。福利厚生は、大企業程充実とは行かないまでもかなり充実している印象です。
中規模の会社となると税理士法人もラインナップされてきます。税理士法人については、給与や福利厚生も完備されており社員の資格取得に対するサポートが手厚くなっています(その分求められるスキルや経験も高いですが・・・)。
[会社規模:小] 会社毎の求人掲載内容を個別にチェック
■医薬部外品・化粧品・健康食品販売業 | |
会社規模 | 小 |
業務内容 |
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経験等 |
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勤務時間 | 9:00~18:00(所定労働時間8時間、休憩60分) ※残業は、月平均20時間未満です |
給与 | 想定年収400~700万円(月給28万7500円~42万8500円+賞与2回) |
福利厚生 | 社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)/交通費全額支給/月次社員交流会 など |
■不動産業 | |
会社規模 | 小 |
業務内容 |
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経験等 |
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勤務時間 | 9:00~18:00(実働8時間) |
給与 |
月給20~30万円 ※経験・能力等を考慮して決定いたします 賞与・昇給:各年2回 |
福利厚生 | 社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)/通勤手当 など |
休日等 | 完全週休2日制(土・日・祝日)/年次有給休暇/夏季休暇/年末年始休暇/産前産後休暇/育児休暇 |
■NPO(特定非営利活動)法人 | |
会社規模 | 小 |
業務内容 | 給与計算/年末調整/会計ソフト入力/伝票整理/小口現金管理/決算表・貸借対照表などの作成/理事会の準備 ほか/各種税金・費用の振込/銀行手続き業務 ほか |
経験等 |
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勤務時間 | 9:00~18:00(所定労働時間8時間、休憩60分) ※残業は、月平均20時間未満です |
給与 | 月給21万円~25万円以上 ※経験・能力等を考慮して決定いたします |
福利厚生 | 各種社会保険完備/交通費実費支給(上限月2万円まで)/育児休業取得実績あり |
休日等 | 完全週休2日制(土日祝)/年末年始休暇/有給休暇(入社半年後に10日付与)/休日出勤は一切なし |
■会計事務所 | |
会社規模 | 小 |
業務内容 | 各種資料作成/データ入力作業/ファイリング/月次監査業務/記帳代行/税務申告書の作成/決算書の作成 など |
経験等 |
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勤務時間 | 9:00~18:00 ※休憩1時間 ※基本残業はありません |
給与 |
月給21万~35万+インセンティブ、年収350万以上 ※経験・スキルによって決定 昇給:年1回 賞与:年2~3回/その他インセンティブ |
福利厚生 | 各種社会保険完備/交通費規定支給/退職金制度(勤続5年以上)/時間外手当/研修制度/資格取得支援制度あり |
休日等 | 完全週休二日制(土日・祝)/年間休日120日以上/有給休暇/GW休暇/夏季休暇/年末年始休暇 |
小規模な会社の担当業務は、簿記初学者の方でも何となく内容が想像しやすいと思います。簿記3級が必須要件となっている会社も登場してきますので、大規模・中規模企業よりも比較的ハードルが低くなる傾向が見て取れます。
WORD・EXCEL操作の要件が記載されている事が多いようなので、MOSの資格を持っていると有利になりそうです。MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)も簿記とは非常に相性が良い資格として知られており、難易度もそれ程高くありません。
NPO法人なんていう変わり種の求人もありました、小規模な会社の求人を眺めていると「何だこの企業?」と言う求人も多く見受けられますので、簿記資格の懐の深さが伺えます。
簿記資格の転職・就職市場に於ける優位性、まとめ
簿記資格は、就職・転職に有利に働くことは間違いないと言える結果が見えています。簿記は会社のお金の流れを整理・記録する手段を得る資格ですから、世の中に存在する会社全てに飯のタネが転がっているので、常に需要がある優れた資格であると言えます。
これから就職・転職するための武器として簿記資格取得を目指す方は、資格取得後のキャリアアップの事も考えておいた方が良いかと思います。なぜなら、「どうして簿記を取ったのですか?」「その先は?」と言う質問は、面接の段階で聞かれる事も多いからです。
これは決して意地悪ではなく、採用担当者は数年先の貴方の姿を会社と重ね合わせて質問を投げかけています。今後どのような戦略をもってご自身のキャリアに磨きを掛けて、どの様になっていたいのか、明確に受け答え出来る方はとても魅力ある人材に映る事でしょう。
簿記資格の取得はゴールではなく、あくまでスタートである事を念頭において自己研鑽に励んで頂きたいと思います。本記事が皆様の就職・転職に少しでもお役に立てれば嬉しく思います。